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コーヒーと道徳

なんの因果関係なのか、煙草をはじめてからコーヒーの消費量が格段に増えた。
家にいる間はずっと啜っている気がする。
おかげで、新潮文庫の応募で貰ったYONDA君マグカップから染みが取れない。
多分、体には良くないのだと思うが、だからといってやめる理由でもない。

バルザックは一日に50杯ものコーヒーを飲んで、数々の作品を執筆したというけれども、本当なんだろうか。
一日に16時間活動するとしたら、実質的に1時間あたり4杯は飲まなければいけないことになる。

小学生のころは、コーヒーは飲んではいけないものだと思っていた。
まぁ、実際苦くて飲めないのだけど、小学校の授業で見た人形劇だったか。
劇中で「たんぽぽコーヒー」というシロモノが登場した。
なんでも、乾燥させたたんぽぽの根を粉末にしたものらしく、ノンカフェイン。
「本物はだめだけど、たんぽぽコーヒーなら、子どもたちも飲んでいいのよ!」とか言いながら、シルバニアファミリーの出来損ないみたいなウサギさんやタヌキさんがゴクゴクと飲んでいた記憶がある。

あれは道徳の時間だったんだろうか。よく思い出せない。
「さわやか3組」なら間違いなく記憶にあるんだが。

思えば「さわやか3組」というのも妙な番組だった。
なんというか、全編通して茶番。
見たあとの、クラス全員による話し合いも茶番。
やけに真面目なやつが意気揚々と「花瓶を割ったのを、太郎くんだと決め付けるのはかわいそうだと思います!!」なんていう、なんの意味もない発言を繰り返すだけ。
あの授業は俺に何を与えてくれたんだろうか。
「はだしのゲン」の鑑賞で、尋常外に誇張された広島弁を学んだだけのような気がする。
でも、「ギギギ」っつのは、広島弁でもなんでもないよな。

ちなみに、「さわやか3組」後の討論会で「みんなが思いやりを・・・」とか「失敗は誰にでもある」などの美辞麗句を並べ立てていたSさん。
俺が給食当番のとき、小さいおかず(鯵フライ)を半分ほどよろけた拍子にぶちまけたら、血相変えて猛ダッシュしてきた。
思いやってくれよ。
by sargent_d | 2005-01-31 03:45
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