帰りました

パリは意外にも寒くなかった。
以前滞在したのが1月、強烈な寒さが印象的だったのだが。

旅行というには大げさな気がするので多く書かない。
一番印象深かったのは、パリの人々が相変わらず優しかったということだ。
中学生のころ、初めてヨーロッパに行ったときには日本人の自分は相当に差別視されるだろうと内心ビクビクしていたのだが、実際は全く違った。
今回にしても、やっぱりちょっとぐらいはと思っていたが違った。

巨大なオルセー美術館のなかで急激にもよおしたのだが、トイレが見つからない。
絶望的なカタルシスを眼前に据えた俺にとってはルノアールもマネもゴーギャンも関係無い。
「ここか!」と確信して角を曲がった瞬間、巨大な絵が現われたときにはドラクロワに殺意さえ覚えた。
さすがに限界であり、近くにいた学芸員らしい女性に「マ・・マダーム・・・」と声をかけたら、よっぽど青い顔でもしていたのだろうか、わざわざエスカレータに乗ってトイレまで案内してくれた。
フランス人優しい!!
さすがに、オルセーの中でおいたをしたら日仏間の国際問題である。
少なくともフランス中のジャポネーゼが後ろ指をさされてしまう。

デモにも巻き込まれた。
巻き込まれたというのは正確でないが、なにやらフランスの高校生達、数万人が大学受験制度の変更に対してデモを行ったらしいのだ。
丁度、パリの東郊外にいたのだが、市内への電車の運休がストップしてしまった。
路線バスもなく、タクシーも来ず、途方にくれた。
駅近くのバスターミナルでどうしようかと地図を見ながら思索していると、バスが停まったので運転手の男性に下手な英語で相談してみると、

「よし、動いてる路線の駅まで連れてってやるよ!乗りな。3ユーロぐらいでいいから」

マジで??
というわけで、バスを一人占有。タクシー状態。ありえないぞ。
約15分、畑しかない郊外の道をぶっとばしてくれた。
さすがに、3ユーロでは申し訳ない。
と、運転手のポケットを見ると煙草が入っていたので空港の免税で安く買ったセブンスターを一箱そえた。

日本の煙草だと言うと何故か笑いながら"merci!"と言ってくれた。
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by sargent_d | 2005-02-14 20:57
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