二月は良くない

いつのまにか三月だ。
椎名誠は二月のことを

一月に新しい年が始まった。ようし、今年はやるぞ、と思っているうちにもう二月になっている。存在感が薄いくせに来るのが早すぎる。

と、書いている。的確だ。

二月は理不尽だ。
他の月よりも三日少ないくせに、同じだけ家賃やプロバイダ料金を取られる。
一割引くべきである。

ともかく、二月が短いのも手伝って、身辺がドタバタとした。
大阪の実家に帰ったら、もっとドタバタとしていて、結局家族で飯を食う時間も無かった。

今回は新幹線で帰阪した。
下りはのぞみ、上りはひかりだったのだが、ひかりの方が良かった。
三月一日からダイヤ改正でのぞみが増発されるらしいが、如何せんのぞみは速すぎる。
駅で買った弁当を紐解き、茶を飲んで、文庫を開くと一冊読了できないままに到着してしまう。
結局残り50ページぐらいが気になってしまい、ラッシュ時の大阪環状線の中、必死で読んだが集中できず、雰囲気に浸れないままに読み終えてしまった。勿体ない。
比べて、ひかりは空いているからシートが倒し放題だし、喫煙車両が多いし、到着に要する時間もちょうどいい塩梅である。
近くの席に人が見あたらないから、中島らもの「お父さんのバックドロップ」という小説を読んで軽く感涙してしまった。
のぞみではこうもいくまい。

しかも、のぞみでは二つ横シートのの女性がまことに胸くそ悪かった。
喫煙車両だったので、煙草を取り出し、火をつけようとしたら露骨に嫌な顔をされてしまった。
無論、これが混雑時で禁煙車両が混み合っているのなら理解できるし、むしろ俺も喫煙車両であろうが吸わない。
しかし、禁煙車両も喫煙車両と同じぐらい空いている。いくらでも座れる。
なのに、あえて喫煙車両に座って喫煙者に軽蔑の視線を浴びせるとはいかなる所行か、唾棄すべき人格である。
今週発売された雑誌BRUTUSに養老孟司氏が非常に良い文章を書かれているので、嫌煙家、愛煙家ともに読むべきだと思う。
自分が喫煙を初めてから感じたいろいろなモヤモヤをスッキリとさせてくれた。

ちなみに、同誌ではコーヒー特集が組まれ、テイクアウトコーヒーはどこの店が美味いのかをリサーチしているが、俺の好きなNY's CAFEの¥240コーヒーが高評価で嬉しい。
近頃、栄通の店の二階でよく読書している。
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by sargent_d | 2005-03-03 03:02
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