anyone can play guitar.

昼頃に目覚めた。
胃がもたれている。水をがぶ飲みして、煙草を吸うと余計に気分が悪くなった。
愚の骨頂と言って差し支えない生活をしているので、ついに無理がきたか。
歯を磨き、舌苔も念入りに取り除いていると猛烈な吐き気。
歯ブラシを持ったまま便所に入って胃液を吐いた。
酒も飲まないのに吐いたのは久々だ。


総会後、アンディーさんと話をした。
最近の仕事は充実しているらしい。
1年生は知らないかもしれないが、アンディーさんはフェルナンデスの開発チームでギターを製作しているSWSのOBだ。
自分の作ったギターが、様々なミュージシャンの手に渡り、多くの感想も届いているらしい。

本当にやりたいことをやれているという様子が伝わってきて、本当に羨ましかった。

アンディーさんの場合は努力がある。才能もあったと思う。

世の中、才能も努力も無いのに夢だけがある人間が多すぎる。
俺たちは夢を持つことを美徳として育てられてきた。その弊害だ。
ベジータの台詞じゃないけど、これじゃ「夢のバーゲンセール」状態だ。

たしかに、夢を持つことで努力を始めることは可能だ。
けど、努力できないタイプの人間もいる。
「努力ができる」ということじたいが、ひとつの才能/能力なんじゃないのかと思うことがままある。

夢に到達した人々は往々にして語る。
夢は必ず叶う、と。
そりゃ、あんたが叶ったからこそ、言える台詞だ。いつも思う。
こうやって日々、夢の有益性(虚構としての有益性)は拡大再生産されていく。

ある漫画家のところにファンレターが届いたという。

私は先生の大ファンです。私は勉強もできないし、ドジです。会社勤めもうまくいかないと思います。だから、先生みたいに漫画家になりたいという夢があります。

もう、破滅的絶望的な白痴だ。
こういう人間が夢を語ることじたいが罪のように思えてくる。

夢のない人間はダメだという無言の社会的な言説による圧迫感があるからこそ、こういった事態になる。
その点でいえば、先のファンレターを送った人物も被害者なのかもしれない。



そういえば、ある作品に「夢は現実の続き」という、いい台詞があった。

できることなら、格好良く夢というものを目指したいと思います。
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by sargent_d | 2005-07-28 01:56
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