二郎再び

最近はバイト続きで相当にスタミナ切れ。
となれば、行くのは馬場のラーメン二郎である。

確かに以前の日記では二郎をこてんぱんにけなした。
しかしである。
3日経つと、また食いたくなっている自分がいるではないか。

というわけで、もう数回二郎には行ってしまっている。
おかげで胃拡張もいいとこだ。
最初あれだけ俺を苦しめた小ラーメンも今ではたやすく胃袋におさまってしまう。
味源なきいま、馬場におけるエクストリームラーメン道の最高峰に位置する二郎には何か、マジックがある。

で、今日も張り切って店に向かった。
5人並んでいる。
基本的には並んでラーメン食べるのは好きじゃないんだが、こと二郎に関しては、窓から強烈な匂いと壮絶な光景を同時に体感できるので、席につくまでにテンションが上がる。

2人組みが食べ終わってカウンターから立ったので、俺とその後ろに並んでいた男性が並んで座ることになる。
ふと彼の右手を見ると、そこには黄色い食券。

(・・・・・・大盛!?)

彼は体型的には俺と同じで、身長が10センチほど低い。
どうみても小食っぽい。
恐らくは何も知らずに二郎に来てしまったのだろう。
窓から中を見て、みんなが食べているサイズが大だと思ってしまったのだろう。
まさか、あのサイズが小だとは思わないのだろう。
えらいことしおったなーと横目に見つつラーメンを待つ。

以前の日記でも書いたが、二郎ではラーメンがカウンターに乗るまえにトッピングを聞かれる。
ここで、上にのせるヤサイ(モヤシとキャベツ)やニンニクの量を調節するわけだ。
「ハイッ、そちらのお客さんは?」と聞かれるので「ヤサイニンニクで!!」と元気良くコール&レスポンスを行うわけである。
食券制であっても、この店と客とのやりとりは素晴らしい。
立ち食い蕎麦屋における
「いらっしゃい!!こちらどうぞっ」
「テンプラね。あ、タマゴも入れて」
という、粋な会話の流れを踏襲しているではないか。

そんなことを考えていた刹那、隣(例の彼)のオーダーが耳に入る。
「カラカラメヤサイドカモリニンニクで!!」
(日本語訳→醤油+醤油+ヤサイ+ヤサイ+ヤサイ+刻みニンニクをトッピングしてください)
・・・・・・えええええっ!!!???
一瞬のうちに店内の空気が張り詰める。
大ラーメンにこのトッピングは相当な熟達者ではないか。
少なくとも俺が二郎で耳にした呪文の中ではもっとも複雑である。

そして魔界から召喚されたかのごとくガッデムサノバビッチなブルータルラーメンが眼前に現われる。
デカイ・・・・・・これぞ飽食時代の完全無欠な象徴ではないか。
おそらくメルシーのラーメンにカロリー換算で5~6杯ぶん。(マジ)
カウンターから、そして外の行列から全ての視線が一杯のラーメンと、それに果敢にも対峙する一人の漢とを見つめている。


・・・・・・漢は打ち勝った。
しかも、高速で。俺と2分差ぐらいであった。
久しぶりに痩せの大食いを体現しているやつを見てしまった。
店の外でガムを噛みつつ、烏龍茶片手の俺の前。
食後のジュースを自販機で買う彼はまさにデスピサロに打ち勝った直後の勇者の姿のようであった。
自信と誇りに満ちている。


・・・・・・帰りの電車の中では口で息するの我慢するんだろうがな。
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by sargent_d | 2004-05-08 22:22
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