スーパーエクスプレス

帰ったら家のテレビが巨大化していた。
うちの親は普段はモノを買わないくせに、俺が東京や旅行から帰ってくる直前になると、何か思い切った買い物をして俺を驚かせる癖がある。
車やテレビならまだいいが、小学校の修学旅行から帰ってきたら、一戸建てを購入していたのには度肝を抜かれた。

大阪は思いの外、寒くは無かった。
というよりは、街を闊歩する人々が薄着なので、視覚的に寒さが緩和されるのだろうか。
どうにも、東京の人々のほうが厚着であるように思える。

帰りの新幹線は酷かった。
ラッシュのピーク日だったようで、わざわざ一番混みそうな昼は避けたというのに、ホームは人で溢れかえり、構内にはスーツケースをガラガラと牽く音がしきりに響いていた。
のぞみは自由席が3車両のみということもあって、早々に諦め、ひかりのホームへ向かったがそれでも悲惨。
何本遅らせたところで座席は確保できそうになく、ひかりのデッキで読書に専念し、ようやく座席にありつけたのは名古屋だった。

となりの座席に坐っていた肥満男性はスナック菓子に飽きると、やおらラップトップのMacを取り出し、テーブルに載せた。
壁紙はアイドルスライドショー。
ほしのあきやら小倉優子やらの水着姿が次々に画面に映し出され、伊東美咲のドラマの壁紙には「逮捕しちゃうぞ」と書かれていた。
俺が警官だったら、真っ先に貴様を職務質問してやる、とは思ったがそんなことは言えるわけもない。
すぐ横の通路で立ちっぱなしになっていた外国人男性二人組も、あまりの満員っぷりにキレていたようで、シットだのジャパニーズはクレイジーだのひどく煩い。

新幹線のドアの上には、字幕でニュースや広告が流されるのはご存じかと思うが、あれに「毎日新聞ニュース 帰省ラッシュがピーク。新幹線、航空便は全面的に混雑」と流れたときは車内の何人かが間違いなくブチ切れたかと。
言われんでも判るわい。

交通網が発達して、国土が狭くなったことの弊害が身に染みた。
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by sargent_d | 2006-01-04 17:12
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