中野通りを

バイト帰りの足でぶらぶらと帰っている途中。
前を歩いていた男性が電信柱になにやら看板のようなものをくくりつけているのを見かけた。
恐らく不動産関係の広告だろう。
それを見てふっと思い出した。

小学校6年生の頃。
当時、中学受験を向かえ、ほぼ毎日塾へ通っていた。
自転車で20分ほどだったろうか。
ある日、いつものように夕焼けを背に塾に向かっている途中、奇妙な看板を見つけた。
看板にはおどろおどろしいというか、すんげぇ気持ち悪いというか。
とにかく、生理的にKOな感じの絵が描かれていた。
青い顔をした女性の絵が大きく書かれ、鮮血のように赤いカタカナで「バリゾーゴン」(『罵詈雑言』でしょうな)と題されている。
恐らく芝居か映画の看板だった。
看板には白い張り紙があって、「失神者続出!!」とある。
ストーリーが小さめの字で書いてあって「二人の女が男の死体を巡って争いあう!!」みたいなことが書いてあった。

一発でトラウマ。
しかも難儀なことには、その看板が当時大阪市内のあっちこっちに貼られていたこと。
大阪の人ならかなり覚えてる人がいるものと思われる。
とにかくインパクトがある絵だったので。
ほんとに怖くて怖くて、その看板を直視することもできなかったし、次の日からは看板のある道は全部避けて、別の道を通った。
で、俺がそんなにビクビクしているにも関わらず、周りの人間でそれを話題にする人は皆無。
友達とかに話しても誰もそんな看板は知らんという。詳しく説明すると「あー、あれか」となるのだけど。
その看板がなかなか無くならなくて、3ヶ月ぐらいは存在してたか。
時々見知らぬ場所で不意打ちのように出会ったりすると一気に血の気もひいてしまったもの。
最悪なのは翌年もその看板が復活したこと。
そんなに評判よかったのか「バリゾーゴン」。
なんと学校の正門ド真ん前の電柱に看板が巻きつけられていた。
もう、発狂寸前であった。

・・・・・・ここまで書いて、更に思った。
ネットなら調べがつく。
さっそくググッてみたら出た出た。
恐る恐るページを閲覧していくと、やっぱりあった。例のポスターの画像。
上記の記憶による描写とは、結構異なっている。
やっぱり7年以上経つとインパクトも薄れたのか。
にしても、気持ち悪いのは相当である。
正直、今しがた画像を見てしまって動揺している。

これ映画だったんですね。
当時はやっぱり話題になったようで。
ポスターに嫌悪感もつひともやっぱり多かった模様。

あー、夢に出そう。もう書くの止めよう。
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by sargent_d | 2004-03-02 23:20
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