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自戒をこめて

書きたくない、しかし書かねばならない。
冗談としての言葉は時として、冗談で済まされない。
当たり前のことだが、今日はひどく痛感した。

確実に誰か(これが本当に誰かわからない)の手による悪戯心のせいで、俺はいま激高している。
無論、悪意は皆無だろうが・・・・・・。
偶然が重なった結果である。

急用により、帰阪します。
おそらく一泊でもどってくる・・・・・・はず。

暗い記事で申し訳ないが、本当に皆、気をつけたほうがいい。
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by sargent_d | 2005-02-28 02:43

脚色したが、フィクションではない

プリーストの新譜が出た。
まだ買っていない人は絶対にDVD付きバージョンを買うべきだ。
特にBREAKING THE LAWのライブ映像は神懸かっている。
このDVDだけにでも2500円払えるぞ。

思えば、高校生活の伴侶がメタルのCDだったことはプリーストに起因する。
ガンズ→ハロウィン→プリーストというグランドラインでメタルに染まったのだが、決定打はやはり"Painkiller"であった。
もう、それはそれは聴きまくった。
買った日なんて3回は通しで聴いた。
今では単に弾けてないだけという冷静な判断を下せるギターソロ導入部も当時の俺は
「このぐちゃっとしたフレーズは凄いテクニックに違いない」
と勝手に信じ込んでいた。

それ以来、ひたすらメタルだけを聴いて過ごした。
周りにメタラーは存在しなかったので、ネットでメタルサイトをブックマークしまくり、Burrn!!を舐めるように隅から隅まで熟読した。
一年間を経たころには既に
「slayerのHell Awaits、デジタルリマスターでリリースされないかなぁ」
なんてメタルサイトに書き込んでしまう、気持ち悪すぎる高校生に変貌を遂げていた。

こんな俺に音楽で語り合える友人がクラスにいるわけない・・・と思うのだが、いた。
原田君という友人だ。
もともとエアロが好きだったので、ガンズやホワイトスネイクを貸したら仲良くなったのだ。
だが、彼はメタルを拒絶した。

原「いや、メタルは無い。受け付けん」

俺「でも、デフレパードもオジーも聴くやんけ」

原「あれはメタルとちゃう。ハードロックや」

俺「ふざけるな」

そんな会話をしながら、昼休み、教室で弁当を食していた。
天井にぶら下がったぼろいスピーカから割れた音で所謂「お昼の放送」が流れている。
放送委員が選曲して、適当に流しているので、大抵はトップ10音楽。希に、その日の担当がアニオタならアニソンが流れた。
よって、ほとんどの生徒は聞き流してしまう。
無論、俺もであり、原田君に対し「メタルはジャンルじゃない、アティチュードだ!」と説教していたのだが、スピーカから流れるフレーズに気づいた俺は固まった。

流れているのだ。明らかに。
PANTERAの"Becoming"が。

確信した。
俺は孤独じゃない。

同時に使命を感じた。
今日の放送委員も、俺のように普段寂しい思いをしているに違いない。
メタラーが二年B組にもいることを教えてやらねばならない。
それこそがメタルミリティアたる人格の義務である。

放送終了時の担当者紹介を聞けば、誰がメタラーなのか判るはずだ。
「本日の担当は二年E組、竹中でした」

・・・・・・同級生か。でも、竹中なんて聞いたことないな。
そう思いながら、放課後、ダッシュでE組に向かった。
E組もちょうど終わったようで人がぞろぞろと出てくる。
さっそく、E組の友人に
「竹中は誰か?」
と尋ねると友人は明らかに不思議な顔をして
「あー、あいつやけど」
と、一人を指さした。

またも、俺は固まった。
そこにいたのは誰がどう見てもいじめられそうな奴ダービーを15馬身差で圧勝してしまいそうな奴だった。
事実、竹中君に話しかけるやつは誰もいない。
友人に再度尋ねた。
「あいつ、どんな奴?」

「いやー・・・・・・ほとんど話したこと無い」

結局、俺はその日竹中君に話しかけることはできなかった。
趣味を共有していると知りながら話しかけることすらできなかった。
いざ、竹中君に会ったら、仲良くなれる自信がズタズタになってしまったのだ。

帰宅してから、なんと自分はふがいないかと心底思った。
明日こそは声をかけようと決意し、カバンにBurrn!!を入れた。

次の日の朝は全校朝礼だった。
今、考えるとふざけきったことなのだが、朝礼の日は朝礼が終わるまで教室に入ってはいけないのだ。つまり、校庭の脇で待ちぼうけ。冬でも夏でもである。
それでも、9割以上の人間が真面目に待つのだから、なんてつまらん学校なのだろう。俺もしっかり並んでいたが。

竹中君が歩いてきた。別に寒くも無いのに背中が丸まっているようだった。
10メートルほど離れたところにぽつんと座った竹中君は何をするでもなく、カバンのチャックを開けたり閉めたりしていた。

意を決して、彼の肩をトントンと突いた。
「聞きたいんやけど・・・これ、わかる?」
「ああ・・・・・・うん」

俺の差し出したBurrn!!に反応してくれ、竹中君メタラー説は確定した。
彼はわりと新しめのメタルが好きだということが判った。
ソウルフライやスリップノットも好きらしい。
あと、高校生メタラーはお約束だが、メロスピも好きだった。

竹中君とはよく話すようになった。
CDを貸すとやたら喜んだ。
特にガンマレイはツボだったらしく、一時期はガンマレイの話しかしなくなった。
その間も俺はネットにのめり込んで、メタル系の最新情報を集めまくり、そっくり竹中君に流した。

2ヶ月ほど経った。
竹中君は、電話でメタルの話をしてくるほどになってしまった。
正直、俺は鬱陶しくなってしまっていた。
さすがに、受験を意識する時期だった。
難解な古文を辞書を使って逐語訳しているときに、ドリームシアターの話で電話されても腹が立つだけである。
必死で英単語を覚えているときに、「ねー、ソナタアークティカの2nd買ったんでしょ?貸してよ」と言われたこともある。
そして、ようやく眠れる・・・・・・という段になって「ねー、ガンマレイ来日するんだよ。お願いなんだけど、チケット取ってくれない?取り方わからなくてさー」という電話がかかってきたときには、我慢できなかった。
少しは自分で調べろ、ボケ、と吐き捨てて電源を切った。

翌日、少し言い過ぎたかと思いながら学校に行くと、竹中君は全く凹んでいなかった。
「ねー、チケット頼むよ」と言われて、呆然とした。
それ以来、俺は竹中君を避けた。

電話もメールも無視した。
それでも、2日に一回は履歴が残った。
1ヶ月たっても、彼は電話をかけてきた。
いつ諦めるんだろうと思っていたら2ヶ月経った。
3年生に進級したら、忘れたころにまたメールが入って「ラプソディーの新譜買った?」と書いてあった。本当に力が抜けた。

そして、そのまま卒業した。

竹中君がいまどうしているのかなんて知らない。
勉強はそこそこできたから、どこかの大学に入っただろうか。

俺はバンドサークルに加入し
「意外とメタラーって存在してんだな」
と思いながら、日々を過ごした。

メイデンが来日した。
会場に先輩と赴き、開場を待っていると、後ろの男性が話しかけてきた。
25歳ぐらいだろうか。澱んだ目をしている。

「あ、あの。良かったら待ってる間、話しませんか?実は私、こういうメタルってあんまり詳しくなくてですね、ええと、普段はアークエネミーとか、そういうメロデスなんかばっかり聞いているんで、良かったら、あの、メイデンの話とか教えて欲しいんですけど、どうですか?」

俺は、会釈して、無視した。

後ろの男性は少し落ち込んだ風だった。
俺は竹中君のことを思い出した。いまでもたまにもどかしくなる。
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by sargent_d | 2005-02-24 04:16

一周年

風邪が治らない。
寝込むほどひどいわけではないが、厄介だ。
しかし、べんてんに並んでしまった。
いつも通り完食したので、意外と調子は悪くないのだろうか。

実はいつの間にか、このブログも一年間以上続いている。
毎日更新というわけではないが、少し驚いた。
去年の今頃は初めての新歓活動に少々不安になっていたようだ。
今年も新歓活動がすでに起動している。

新歓期はやはり金がかかる。
自分が一年生のときにはあまり感じてはいなかったが、他人の多大な努力の上で新歓期というものは成立しているのだ。
無論、一年生はそれを意識する必要はあまりない。素直に享受すべきだ。無論、不作法すぎるのは良くないが。

新歓活動は疲れるが、なんだかんだで楽しい面も多い。
なにより、どんな新入生が入ってくるかは非常に楽しみだ。

去年は80年代の再来であった。
スリムジーンズもライダースも流行った。
メタルバンドのロゴのパロディーも流行った。
(先日、ANTHRAXをパロったスタジャン着用の女子高生を発見して興奮した)
木村拓哉がJUDAS PRIESTのシャツを着てた。(売れるね!)
ギャル男はきっとLAメタル大好き。(髪型も服装も)

断然、好機である。
きっと、4月の新歓期には長髪でスーツの下にメイデンシャツを着てくるカモ+ネギ+土鍋状態の新入生がごろごろ入学してくるに違いない。
出店でメタル流してたら
「あー、SODOMっすか。ジャーマンスラッシュとかやるんすか?」
と尋ねてくるような小粋な奴が現れるに違いない。

昨年は判りやすい奴が少なかったのだ。
いや、服装は判りやすいのだが、中身は別物というパターンに困った。

例えば
「おー、君のカバン、レッチリのマーチャンだね!音楽興味あるの?」
「い、いえ、全然知らないんで!!」(逃走)

な ん な ん だ よ !!

他にもクラッシュやピストルズのTシャツやら酷いやつだとディスチャージのピンバッジ付けてるくせに「全然、興味ないです」とか言ったやつまでいた。"Say Nothing"を意識してるなら許容するが。

まぁ、とにかく。
メタルを知らない新入生がメタル好きになると結構嬉しいということだ。
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by sargent_d | 2005-02-23 02:41

朝5時に書く必要性はないが

友人たちがバンドとしては初めてのライブを敢行したらしい。
どうしても行けなかったのが残念だ。
とりあえず、お疲れさま。次やるときは呼んでくれ。

ところで、先日ATOKを導入した。
ご存じ、ジャストシステム社による日本語変換ソフトであるが、予想以上に良い。
いままで、MS-IMEでシコシコと変換していたのが馬鹿らしくなる。
これで7000円というのは良い買い物だった。
ATOK公式サイト

そういえば、最寄りのファミマが来月頭まで改装のため閉店である。
明日から不便になる。参った。
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by sargent_d | 2005-02-17 05:08

旅行話だが

フランスでメトロ(地下鉄)に乗る際、入り口に大きな看板があり、ちらと見ると、それは「じゃりん子チエ」の広告であった。
もっとも、フランス人には発音しにくいのか、「kie」になっていたが。

驚いた。
フランスで日本アニメが盛り上がっているということは知っていたが、盛り上がりかたのベクトルがまったく予想と異なっていた。
しかし、フランス人が大阪下町を見て日本と理解できるのか。
じゃりん子チエの舞台は大阪の西荻町である。
下町もいいところで、現在でもテツのようなおっさんがくだをまいている。
無論、ホルモン焼きの店も多く、独特の香りのある町だ。
フランス人にホルモン焼きというものをいかに説明するのだろう。

大阪でホルモン焼きを食ったことのない人々は不幸である。断言してもいい。
こちらで食うモツ焼きが不味いというのではない。
別物の扱いなのである。
料理に大阪という土地柄があふれすぎている。
無論、同様にして名古屋で手羽先を食ったことも、月島でもんじゃを食ったこともない俺は不幸なのかもしれない。
しかし、ホルモン焼きという点だけでは幸福である。

というのも、フランスから帰国して、一日だけ大阪の実家にいたのである。
正月に帰ったときは営業していなかった近所のホルモン焼きの店がやっていたので、家族と行ったのだが、やはり美味かった。
思えば、今ほどに酒を飲むようになってから行ったのは初めてで、あっという間にジョッキ2杯と焼酎2杯が味の濃いモツと胃のなかで渾然一体となった。
ホルモン焼きは油と煙にまみれた暑い店のなかで立ち食いというのが一番美味い。
店の親父がよれた肌着で首にタオルを巻いていれば尚更いい。
こちらもコートは即刻脱いで、黙々と食うことに専念するのが最高である。

ホルモン焼きを食っていたらサークルの友人の顔が浮かんだ。
味の濃い肉のかたまりとビールであるからして、あいつを連れてくればそれは驚喜するだろうなぁと思った。
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by sargent_d | 2005-02-16 02:29

帰りました

パリは意外にも寒くなかった。
以前滞在したのが1月、強烈な寒さが印象的だったのだが。

旅行というには大げさな気がするので多く書かない。
一番印象深かったのは、パリの人々が相変わらず優しかったということだ。
中学生のころ、初めてヨーロッパに行ったときには日本人の自分は相当に差別視されるだろうと内心ビクビクしていたのだが、実際は全く違った。
今回にしても、やっぱりちょっとぐらいはと思っていたが違った。

巨大なオルセー美術館のなかで急激にもよおしたのだが、トイレが見つからない。
絶望的なカタルシスを眼前に据えた俺にとってはルノアールもマネもゴーギャンも関係無い。
「ここか!」と確信して角を曲がった瞬間、巨大な絵が現われたときにはドラクロワに殺意さえ覚えた。
さすがに限界であり、近くにいた学芸員らしい女性に「マ・・マダーム・・・」と声をかけたら、よっぽど青い顔でもしていたのだろうか、わざわざエスカレータに乗ってトイレまで案内してくれた。
フランス人優しい!!
さすがに、オルセーの中でおいたをしたら日仏間の国際問題である。
少なくともフランス中のジャポネーゼが後ろ指をさされてしまう。

デモにも巻き込まれた。
巻き込まれたというのは正確でないが、なにやらフランスの高校生達、数万人が大学受験制度の変更に対してデモを行ったらしいのだ。
丁度、パリの東郊外にいたのだが、市内への電車の運休がストップしてしまった。
路線バスもなく、タクシーも来ず、途方にくれた。
駅近くのバスターミナルでどうしようかと地図を見ながら思索していると、バスが停まったので運転手の男性に下手な英語で相談してみると、

「よし、動いてる路線の駅まで連れてってやるよ!乗りな。3ユーロぐらいでいいから」

マジで??
というわけで、バスを一人占有。タクシー状態。ありえないぞ。
約15分、畑しかない郊外の道をぶっとばしてくれた。
さすがに、3ユーロでは申し訳ない。
と、運転手のポケットを見ると煙草が入っていたので空港の免税で安く買ったセブンスターを一箱そえた。

日本の煙草だと言うと何故か笑いながら"merci!"と言ってくれた。
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by sargent_d | 2005-02-14 20:57

お知らせ

明日、早朝より旅行です。
帰宅は14か15。
向こうはやけに寒いらしい。
それでは失礼。

※追記
向こうでも通話可能な携帯をレンタルした。
連絡とりたい人は8時間マイナスの時差を一考したのち連絡を下さい。
番号はサークルの掲示板参照。
おみやげの欲しい方も連絡されたし。
ちなみに、メールは受信できない。あしからず。
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by sargent_d | 2005-02-06 02:26

シナプス断絶

ハーレーに入ったら大地と菱川が居た。
まんぷく亭で鍋をひたすら食ったのち、一木と俺だけ少し飲むかということになった。
菱川は何故かネクタイをしていた。
しかし、いつものジーパンを履いていた。

ジャックダニエルズのボトルを一本いれたものの、二人して満腹もいいとこだったためか、まったりとした飲み。
その平穏な空気をばりばりと破って吉岡さん登場。
みねさんに「ノーモア吉岡」を連発されるも、ハイペースで飲み続け、気づけば俺達もまったりどころではなくなっていた。

ジャックが空き、そのまま2本目のボトルを注文したあたりで大地が轟沈。
明治通りにドボドボと粘性ゼロの液体を撒き散らす。
初めてハーレーに来た日も、こうして誰かの背中をさすり、ドボドボと溢れる液体を眺めていたなぁ、とついつい懐古に浸る。

聞けば、酒で吐くのは初めてであるらしい。
やけにニヤニヤとしながら「これで、俺もワンステップ上がりましたね」と同意を求めてくるのがなかなか鬱陶しい。

店内に戻り、俺も一杯飲んだが、酔っていたのは俺も同じだということに気づいた。
椅子に座れば壁に肘をぶつけ、トイレに立てばドアを勢いよく閉めすぎる。
しかも、思考能力はバーコードバトラー程度まで落ち込んでいるため、「すまん」の一言以外が思いつかない。

終電は無いが帰ることにした。
そこまで家は遠くない。二人で割り勘なら700円程度で着く。
仕方が無いので大地も連行する。
店を出てみねさんに
「今日は一杯飲んだね」と声をかけられる。
その一言がある日は本当にたくさん飲んだ日である。
タクシーの中で、しつこく初めての嘔吐という感激に打ち震える後輩が加速度的に鬱陶しさを増す。

家には3時半に着いた。
大地をとりあえず、ベッドに横たえ、水でも飲むかと思ったところで緊張の糸が切れた。
もはや荒みきった我が陋屋ではあるが、これ以上はいけない。
トイレに入り、軽く吐いた。このパターンの嘔吐が多い。

部屋に戻ると大地は器用に布団をぐるぐると巻きつけて熟睡していた。
俺の予定では、布団を立ての長さに2分すれば、狭いが暖かろうと思ったものの、大地は頑として動かなかった。
しかたなく、かけぶとんと枕を別に出し、疲れきった俺は烏の行水で、そのまま布団に包まった。
正確にいえば、床の上で縮こまって眠った。

起床は10時であった。
床のうえで、しかも無理な体勢だったためか、体中が痛い。
酒のほうもばっちり宿酔い状態で、未分解のアセトアルデヒドが血中を悠々と循環しているらしい。
当の大地はえらく、すっきりした顔で「いやー、この部屋汚いっすよねー」を繰り返す。
南アルプスの天然水を1リットルほど流しこんだが、さほど気分もすぐれず、体温が奪われるだけだった。

本当に行きたくないのだが、バイト先に1時間ほどの用がある。
職場があわただしくなる3時より前になんとかして到着しなければいけない。
飯を食う体力も時間も底辺ちかく、富士蕎麦とあいなった。

仕事を終えて、次の仕事を頼まれるまえに職場を抜け出す。
今日はNGOの追いコンだ。
非常に世話になった人がいるので、メンタル面ではなかなか楽しみであるのだが、フィジカル面では体のパーツそれぞれ全会一致で不採択である。心身二元論は真理である。

時間が少しあるので喫茶店でコーヒーを飲み、本を読んで体力の回復を図る。
しかし、よりにもよって読み始めたD・R・クーンツのサスペンス『ウィスパーズ』がアホみたいに面白く、食い入るように読んでいたら、またも気持ち悪くなってきた。

ゲロの話のあとに、先輩への謝辞をいくら並べても失礼である。
とりあえず、お世話になりましたと言っておくにとどめたい。
本当はもっともっと感謝しております。

そのまま居酒屋へ。
2500円をあらかじめ徴収するというスタイルであったのだが、いざ飲みが始まると皆がこぞって注文しまくる。
内心かなり冷や汗ものだったのだが、意外にもなんとかなった。
酒というのはなかなか高価であるようだ。
サークルの飲み会にあっては「居酒屋は食う場所に非ず、ただ飲むべし」という金科玉条があるため、こうはいかない。
また酔いはじめれば、宿酔いも帳消しとなる。
なかなか沢山飲んだ。満足。

明日はまたNGOの教室だ。頑張るかー。
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by sargent_d | 2005-02-06 02:23

ヘアーメタル

また一人、サークル員がセミナーで働くことになった。
Nのことなのだが。
明日から早速働きはじめるらしい。
バイト先の人に
「その人、なんて名前?」と聞かれて、普段Nとしか呼んだことのない俺は30分も本名を思い出せなかった。

うちのバイト先は音楽サークル所属の学生が多く働いている。
俺の属する部署だけで、3つのサークルが入り混じっているし、テキストなんかを地方発送するときには、金髪ロン毛のヘヴンな人にお願いすることになる。
やはり、髪型自由というのが魅力なのか。
俺だけは不自由だ。

髪型といえば、最近のギャル男たちである。
誰の髪型みても、みんなモトリークルーのメンバーにしか見えない。
メンエグ的にはLAメタルが最強!なのだろうか。
それと、あのヒップバッグというには小さいやつ。
中途半端な大きさの小物入れっぽいやつ。ベルトループにとめてるやつ。
あれ、何だ?
こぞってヴィトンかプラダかグッチのどれか。
いったい、何を入れているのか。
よもや、ウィトゲンシュタインやヘーゲルが出てくることは無いだろうし、大門刑事ばりのサングラスあたりが妥当か。

いずれにせよ、ギャル男に興味津々である。
しかし、ギャル男とのリンクが全くない。
誰か知り合いにギャル男いませんか?

あ、ギャル男になりかけた人なら知り合いにいるなぁ・・・。
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by sargent_d | 2005-02-04 03:54

容貌は峭刻となり・・・

加藤 文という作家が面白い。
ここで読める。
普段は電通だか博報堂だかの広告代理店に勤めながら、創作に勤しんでおられるようだ。
40歳という年齢にしては少なからず熟しすぎた印象があるけれど、実力が伴うので全く嫌味が無い。

昨夜、本棚を漁っていると、乱雑に詰め込みすぎた小説やら昔の教科書やらがどばっと流れ落ちてきたので、良い機会かと整頓を試みた。
しかし、手に取る本のどれもが面白そうに思えて、ぺらぺらとやってしまうため作業は全くはかどらない。
特に中島 敦にいたっては、『山月記』だけと思って読みはじめたのに、そのまま『名人伝』まで一気に読了してしまった。
三十そこそこの人間が書けるもんなのだろうか、これ。

国語の教科書にも多く載っているから、読んだ人はかなり多いと思うけど、山月記の冒頭1ページは天啓でもあったんじゃないか。
1ページだけで15もの脚注を要する文章というのは、よっぽど無理しなければ書けない気がするが、この場合は意味がわからなくてもスラスラと読める。
しかも、語感だけでイメージが沸いてくる。
もちろん、脚注を見れば、言葉のセンスに脱帽するし、「歯牙にもかけない」なんて表現が完璧にハマっていて、絶対に自分は使っちゃいけないような気になってしまう。
才能があるっていうのはこういうことなんだろうなぁ。

その三冊隣に並べた、井上 靖の『あすなろ物語』。
なぜだか、話が思い出せない。
読んだのは確か高校生のときなのだけど、登場人物の一人も思い出せない。
多分、面白かった気がするので、再読しようと思うのだが、買ったまま読んでいない本がまだ数冊あるので、おいそれと読み始めることができない。
同じ理由でハリスの『羊たちの沈黙』『ハンニバル』も読みたいけど読めない。
余談、この2つは映画よりも原作が断固、面白い。
クラリス役がジョディ・フォスターでなくなった『ハンニバル』に関しては尚更だ。
おそらく、『羊たちの沈黙』は俺が一気読みしたスピードで自己最速だと思う。
その8冊隣の椎名 誠『アド・バード』も猛烈な勢いで読みきったが、読後も興奮しっぱなしだったという点で別格。

結局、整理しきったのが朝の5時半。
たくさん出てきた新潮文庫の応募券で新たにYONDA君グッズをもらおうかと思ったが、もう少し貯めてみようかと思う。
例のビデオもすごく気になるのだけど。誰か持ってたら貸してほしいです。

先述の『山月記』のように、印象に残っている小説はやはり、冒頭から記憶している。

『細雪』の
「こいさん、頼むわ。――」にせよ、

『人斬り以蔵』の
「不幸な男が生まれた」にせよだ。

ただ、私的にはそれらを遥か後方に差し置いて、印象深いのが大槻 ケンヂの自伝的大河小説『グミ・チョコレート・パイン』だ。


五千四百七十八回。
これは、大橋賢三が生まれてから十七年間に行った、ある行為の数である。
ある行為とは、俗にマスターベーション、訳すなら自慰、つまりオナニーのことである。
彼が最初にその行為を「発見」したのは、今からちょうど五年前・・・


こっちのほうがすげぇと言ってしまうのは、中島 敦をはじめ、谷崎 潤一郎、司馬 遼太郎の墓前で腹を掻き切って詫びなければいけないところだが、五千四百七十八回という数を記憶してしまったという事実は消せない。

本の話題で少し興奮してしまうのはどうかと自分でも思う。
読まない人はわからないし、それだけならまだしも、ただの衒学にもなりがちだ。
多分、小中高と本ばっか読んでて引け目感じてたせいが大きいんだろう。
大学に入って、自分よりもずっと読書好きな人に多く出会ったのは、とても嬉しいし、しかも、そういう人たちの多くが、俺が持ってた引け目じみたものを感じずにいることに衝撃を受けた。
なんで俺はフレンドリーな本好きになれなかったんだろうなぁ。
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by sargent_d | 2005-02-03 02:39