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前夜祭

ついに合宿。
こないだ春合宿に行ったばかりのような気もするが、なんにせよ夏合宿。
俺は夏合宿のほうが好きだ。
他の客を気にしなくていいし、いつでも面子が宿のどこかにいる。
春合宿はみんな滑りに行ってバラバラだからな。

サークルの合宿担当という仕事を任されて、最近はずっとピリピリしてた。
ほんと、とげとげしくてすいません。
合宿先では率先して遊んでやろうと思う。

今日は買い出しへ行ったが、なんせ規模が規模なので買う酒の量も半端でない。
このところ50人の規模というのが無かったので、どれぐらい用意すべきか見当もつかないのだ。
とりあえず、缶ビールは240本買った。
まぁ、まず足りないだろう。昼間に飲む人は自販機で購入してくれ。
無論、ウイスキー、焼酎は豊富にある。
バーボン5本と、大五郎4リットル。
あとはラム2本、ワイン2本、日本酒、ジン、ウォッカ、その他リキュール類。
1年生の泥酔姿が楽しみでしょうがない。

荷造りして、軽く練習したら寝よう。
これを読んでるSWSメンバーもさっさと寝なさい。

帰宅は5日の夜。無論、後夜祭やるので6日の朝だな、正確には。
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by sargent_d | 2005-07-31 22:49

今日はオープンキャンパス

学校(22号館)のPCから。

なにやら、うちの学校はオープンキャンパスらしい。
制服姿の女子高生やら、どう見たってオッサンとか、ママンと一緒のキモイやつとか、とりあえず受験生で一杯になっている。各所で模擬講義やら説明会やら。模擬講義なんか受けてもなぁ・・・と思う。実際、大学に入ったらほとんどがおじいちゃんの子守唄なわけであるから、参考にならないはず。
それでも、受験生たちの両目は炯炯爛々としていて、ああ、情熱くさいと思わずにいられない。
文カフェで缶コーヒーをすすりながら眠たげな目で喫煙している俺を彼らは侮蔑の目で嘗め回しているようだ。
しかし、文学部も商学部の忙しいのはわかるが、なにもPC教室を閉めないでほしい。おかげで22号館くんだりまで汗をたらしたらしやってきたら、超満員で席につくまでに小説が50ページも進んだ。アホくさい。俺のスカポンタンなPCが恨めしい。

みんな、何を思って早稲田という大学を目指すんだろう。
俺の場合はオープンキャンパスに行かなかった。
高2の夏休み、なんでもない日に来た。
こっちにすむ親戚は牛込柳町に住んでいるので、そこに泊まらせてもらった。
もう70歳ちかくだが、政経のOBだ。その親戚に案内されて、早稲田と慶応のキャンパスを見学した。正直、このときは早稲田でも慶応でも、入れるのならどちらでも良かったのだ。というか、この時期はとくに勉強もしていなかったので、モチベーションにでもなれば、ぐらいの気持ちだった。理系はてんでダメだったが、国語と英語は勉強しなくてもできたもんで、親には申し訳ないが、私学文系ということだけ決めていたのだ。

先に慶応の三田キャンパスに向かった。
建物は想像していたのとは違ってボロかった。慶応というと、やはり金持ちのイメージが強いので、下手すりゃロココ調の建物だったり、なんて馬鹿なことを考えていたもんだ。実際はコンクリ、漆喰むきだしのなんてことない建物。まぁ、風格はあったが。
キャンパスには当然、人は少なかったが、テニスバッグを担いだ人や、キャッチボールをしている人がいた。そこで気づいてしまった。みんな服装が上品で清潔なのだ。今でもはっきりと覚えている。キャッチボールの二人は鶯色のポロシャツと群青色の半袖ボタンダウンシャツだった。見るからに育ちがよく、メタルフレームのめがねが汗と一緒にキラリ☆としていた。

ああ、絶対無理。と、思った。
そのときの俺の格好は、よれよれになったブラックサバスのTシャツ(もう着られなくなった)と、色の落ちまくったリーヴァイスに、薄汚れたvansのスリッポンだったのだ。こんな夢と幻想のハートフルストーリーにはついていけない。

そのまま早稲田に向かった。西早稲田キャンパス、通称本キャン。

革マルが行進演説をしていた・・・・・・。

誰もいないキャンパスに、ハンドスピーカーの割れた音がこだまし、赤い旗が悠々と振られていた。あれは練習だったのか、本気だったのか今でも判らない。けれど、そいつらの格好は、全員俺よりも汚かった。ここしかない、本気でそのときは思ってしまった。阿呆だ。

早稲田に来ればブランド力が得られるだろう、と思っている受験生は正解だ。
生活していて、よく実感する。
職務質問されたとき、学生証を出せば、それで一発OKだ。それ以上に追求されたことがない。
実家に帰れば、近所のおばちゃんが、「あなた早稲田に行ったんやってねぇ、頭よさそうやと思ってたわぁ」だなんて、うれしくもなんともない空疎なお世辞をくれる。
そういったとき、ああ、俺は早稲田っていう見えない服を着た裸の王様になりかけてるな、って実感する。

ドラゴン桜という漫画が、ドラマ化されて、人気も出ている。
「馬鹿とブスほど東大に行け!」と主人公は叫ぶ。
まったくだ。どんだけ馬鹿でも、ブスでも東大に行けば社会に認められる。
けど、自己価値が上がるのではない、他者を介した社会的な価値が上がるのだ。
そこで自己価値が上がったと勘違いしてしまうと、まさしく裸の王様なのだ。
俺はこのドラマの主張を強く支持する。
受験という制度で勝ち抜きさえすれば、競争は圧倒的に有利になってしまう。
幸か不幸かそれは現実だ。
いくら学歴社会が崩壊したとわめこうが、そんなものは嘘だ。
たいていの幸運を掴むやつはそのまえに学歴を掴んでいる。
幸運の掴み方をおぼろげにでも知っている人間は、学歴というものの有用性を理解しているんだと思う。だって、学歴は判りやすい。ある一定レベルの問題を解けるということの証明だから。学歴なんかでは何も判らないなんていうのは真っ赤な嘘だ。

けど、早稲田という学歴社会の枢軸の中にいていつも思う。
学歴って、しょうもないな、と。
それは有用性とか現実性とか、そういった次元の問題ではない。
つまらん、のだ。そして、とても虚しい。
それを手にしてしまい、しかもこれから多少なりとも利用してしまうであろう、俺が言うのもおかしいが、そう思っている。
大勢の来るべき新入生を見ながらそう思った。

しかし、課題が終わらないな・・・・・・。
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by sargent_d | 2005-07-30 16:58

寝たい寝たい寝たい寝たい

こんな時刻に更新する俺はどうかしている。
それもこれもみんな、PCの調子がおかしいせいだ。
ウイルスもスパイウェアも検出されてないのに・・・・・・。

勝手に電源落ちたり、入ったり。
暑さの影響でもないらしい。
クーラーをガンガンにして、俺が体調崩しただけだし。

明日(今日の午後)は学校のPCを使おう・・・・・・。

ところで、合宿直前だな。
コピーがキツイって、みんな言ってるが、まぁ、酒は演奏側も聴衆側もたっぷりと注入されているわけであるから、ようは気の持ちよう。
と言って、自分を安心させておく。
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by sargent_d | 2005-07-30 06:48

鬣と髭と髪は似ている。

髭を剃る。

あまりにも長くなってきたので、ハサミでちょいちょいやっていたら大失敗した。
某サラ金のCMみたいに、右を少し、いや、左を少し、とやってしまったのが敗因。

伸ばし始めて、3ヶ月ぐらいか。もういいや。
今ぐらいしかできないだろうと予測していた髭面ともサヨウナラ。
所詮、ポリシーを有さない髭だ。未練は無い。

つーか、カレーとか、ミートソースとか、粘性のあるものを食ったときウザイ。
特に辛いものを食うと、地肌がヒリヒリする。

mixiの俺宛の紹介文は兎角、髭、ひげ、ヒゲだ。
俺は髭そのものじゃない。
髭が俺のアイデンティティを形成しているような現況からはもう脱出する。

短い付き合いだった。
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by sargent_d | 2005-07-29 02:29

anyone can play guitar.

昼頃に目覚めた。
胃がもたれている。水をがぶ飲みして、煙草を吸うと余計に気分が悪くなった。
愚の骨頂と言って差し支えない生活をしているので、ついに無理がきたか。
歯を磨き、舌苔も念入りに取り除いていると猛烈な吐き気。
歯ブラシを持ったまま便所に入って胃液を吐いた。
酒も飲まないのに吐いたのは久々だ。


総会後、アンディーさんと話をした。
最近の仕事は充実しているらしい。
1年生は知らないかもしれないが、アンディーさんはフェルナンデスの開発チームでギターを製作しているSWSのOBだ。
自分の作ったギターが、様々なミュージシャンの手に渡り、多くの感想も届いているらしい。

本当にやりたいことをやれているという様子が伝わってきて、本当に羨ましかった。

アンディーさんの場合は努力がある。才能もあったと思う。

世の中、才能も努力も無いのに夢だけがある人間が多すぎる。
俺たちは夢を持つことを美徳として育てられてきた。その弊害だ。
ベジータの台詞じゃないけど、これじゃ「夢のバーゲンセール」状態だ。

たしかに、夢を持つことで努力を始めることは可能だ。
けど、努力できないタイプの人間もいる。
「努力ができる」ということじたいが、ひとつの才能/能力なんじゃないのかと思うことがままある。

夢に到達した人々は往々にして語る。
夢は必ず叶う、と。
そりゃ、あんたが叶ったからこそ、言える台詞だ。いつも思う。
こうやって日々、夢の有益性(虚構としての有益性)は拡大再生産されていく。

ある漫画家のところにファンレターが届いたという。

私は先生の大ファンです。私は勉強もできないし、ドジです。会社勤めもうまくいかないと思います。だから、先生みたいに漫画家になりたいという夢があります。

もう、破滅的絶望的な白痴だ。
こういう人間が夢を語ることじたいが罪のように思えてくる。

夢のない人間はダメだという無言の社会的な言説による圧迫感があるからこそ、こういった事態になる。
その点でいえば、先のファンレターを送った人物も被害者なのかもしれない。



そういえば、ある作品に「夢は現実の続き」という、いい台詞があった。

できることなら、格好良く夢というものを目指したいと思います。
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by sargent_d | 2005-07-28 01:56

tbg

なんて呆気ない台風なんだ。
せっかく水や食料を買い足しておいたのに。
日記書いて、本読んで、ヘビメタさん見たらもう雨が止んでいる。

今夜のヘビメタさんはポールギルバートが出ていた。
そういや、ポール、the brilliant greenが好きなんだった。
俺もその昔、いや今もだけどすごく好きなバンドだ。
CDは全部発売日に揃えたし、ライブにも行った。
ソロになってからは正直、興味が持てなくなってしまったが。

本当にいいバンドだったのに、再活動しないんだろうか。
ボーカルの下手っぷりとか、ベースのJPOPにあるまじきデカさっぷりとかギターのフレーズの懐古趣味っぷりとか大好きだったのに。
今ならブックオフで安く並んでいると思われる1stを買ってみて欲しい。
滅茶苦茶売れたアルバムなので、きっとたたき売りされているはず。
同時期に発売されたB'zの銀色のベスト盤が異常な売れ行きだったので、そこまで話題に上ることのなかった不遇なアルバムだ。
シングル曲以外に名曲が沢山入っている。一番好きなアルバム。

消えていったバンドというのは一般に揶揄の対象になりがちだ。
特に一発屋の場合。
でも、それは何もできない一般人のひがみだ。
大槻ケンヂの小説『ロッキンホースバレリーナ』に大好きな台詞がある。

「一発屋を笑うやつは、一発も輝いたことのないやつらだ。世の中は、使われずに夏を過ぎ、しけっちまった花火であふれているんだ。そいつらが線香花火さえねたましく思う」

俺はしけっちまうんだろうか、どうなんだろうかね。
とにかく、やるべきことをやんないと。夏はソッコーで終わる。
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by sargent_d | 2005-07-27 04:23

Sunday Bloody Sunday

台風で外に出られないのではなく、己の横着で出られない気がするほど、いまのところ台風の影響は感じない。
まず、だいたいからして起きたのが昼の3時だ。
目覚ましは12時にセットしたのだけど、どうもいけない。

コーヒーを淹れて、煙草を吸ったら何もすることが無くなったので、本を読む。
井坂幸太郎の『ラッシュライフ』
読み終わったら7時になっていた。暇なときに読み始めて良かった。
こういうときに一気読みできる幸福感ってのは何事にも代え難い。
呆気にとられるぐらいに面白い本だったので、暇な人は読むといい。

とはいえ、やることは無いわけでもなく、まぁ、それなりに毎日活動している。
夏合宿のコピーやら、最終調整やら。電卓打つのが速くなってきた。


最近はU2ばかり聴いている。
2枚組のベスト盤だけだが。いい曲つくるバンドだと思う。
けど、ボノは好きになれないところが一つある。
いや、好きになれないというか、同意できないというのが正しい。

鯨食ってもいいだろ。

何度か鯨を食ったことがある。
旨いのも食ったし、これなら食う必要性無いと思うぐらいまずいのも食った。
俺は大学に入ったころ、所謂Animal Rightsってのに興味を持っていた。
原初体験として、小学校のころの縁日でひよこ釣りに生まれて初めて理不尽を痛感したというのがあって、それを今も引きずっている。
動物の権利ってのはどこまで認めるべきなのか、または一切権利なんて無いものなのか。
自分なりに文献を読んだり考えたりしてみたが、まぁ、ハッキリした答えがやすやすと生まれるはずもない。
俺はベジタリアンには多分なれないし、焼肉大好きだし、釣り行きたいし。

鯨は知能レベルが高いからダメ、絶滅しそうだからダメなんだそうだ。
アニマルライツ研究においては、その動物が生命を搾取されるとき、苦痛をどれほど感じるのかという側面での研究が進んでいる。
鯨はハッキリと痛みを感じる。
無論、牛も豚も鶏も痛みを感じる。
魚類には痛覚はないが、苦しみは感じる。
なら、線引きは一体どこですればいいのか。
きっと苦痛は感じないだろう原始生物ならアリなのか?
ミジンコの粉末でも飲んで暮らせと?
それか、無精卵を生命じゃないと見なせばアリか?
そもそも俺たちに線引きする権利なんてあるのか?

鯨に関して言えば、絶滅を防ぎつつ捕獲する理論が確率されつつある。
日本の海洋研究所は必死だし、優秀らしいから。
つまり、捕っても絶滅しない。むしろこのままだと鰯とニシンが絶滅する。

俺たちが生活する選択肢は狭まった。
・一切の動物性タンパクは無精卵と原始生物のみによって摂取。
・心行くまで肉食。
の、二者択一じゃないか?

たとえば、こういう考え方は傲慢で大嫌いだが、一つの事例。
鯨を捕れば、残酷な養鶏所施設は減る。飢えた人々が助かる。

養鶏所という施設は凄い。システマティックにもほどがある。
生命という概念はあるのか、ないのか。
もちろん、そういった施設に俺たちは依存して生活しているが。
(ちなみに大手ファーストフードチェーンでは、劣悪な環境の工場畜産を糾弾しているところが多い)

あまりにも無意識だ。
小学校の給食、いただきますの唱和のどれほど空疎なことか。あんなもん、100m走のヨーイドンと同じ意味しか実際的には持っていない。
俺の家の冷蔵庫には冷凍されてパック詰めされたハンバーグが入っている。
これ見て、誰が生命に感謝するんだ?企業のロゴと成分表とバーコードが印刷されたこれが、しばらく前まで生きていて、草食って、そのうち殺されただなんて、あまりにもリアリティが無いだろう。

だから、釣ったままの魚とか、その辺を走っていた家禽とかを実際に自分で処理して食ってみればいい。
釣ったばかりの魚をさばくのはなかなか難しい。イケスで弱ったりしていないから、すごい勢いで抵抗する。カワハギなんかにいたってはギーッだなんて声を出す。
鶏だって、自分で首をぐるぐる締め上げて、羽をむしってみればいい。
ハッキリ言って、それができないなら俺たちは肉食する権利なんて無いと思うがどうだろうか?

釣った魚から鉤を外すときに、エラを傷つけてしまうことがある。
血がそれこそボトボトと垂れてきて、手が血まみれになる。
ああ、こいつ逃がしても死ぬんだな、と思ったときの感情は名状しがたい。

釣りバカ日誌の1作目で名言がある。
焼き魚を前にして
「こいつもこんなとこで焼かれるだなんて思ってもなかったんだから、キレイに食べてやんないと成仏できないよ」、と。

俺は食い物を残すのが嫌いです。
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by sargent_d | 2005-07-26 22:12

後日談

学校に用があって2時頃に出向いた。
尋常でない暑熱のなか、早稲田通りを歩き、エチオピアというカレー屋に入った。
最近一人寂しく、入ることが多い。
メーヤウもいいけど、ここも旨い。誰か行こう。

ライス大盛り、約2合を充填し、大学へ。
まだテストが終わっていないのか、西早稲田キャンパスのほうはざわめいて見えたが、戸山キャンパスの空気は弛緩しきっていた。
比較的「無理をしない」人がたくさん居るように感じる戸山キャンパスが俺は好きだ。
スロープ以外は。

用を済ませ、その足でハーレーに向かう。
連日かなり安く済ませてもらったし、大人数でおしかけてしまった。
ほとぼりも冷めただろうので、挨拶に行ってみたわけだ。

店はサヨさん一人で、外のテーブルに犬を連れた夫婦がいた。
暑くてしかたないので大ぶりの氷が入ったラムコークが一瞬で無くなった。

なんでも、最終日はここ4年間で最高の売り上げだったらしい。
そりゃあ、ビールだけで130杯、総計180杯も飲めばな・・・・・・。
途中からミネさんも、ビールが足りないんじゃないか、あいつら払えないんじゃないか、とドキドキしていたと。
結局、閉店は朝の9時。
そのあとミネさん、マサさん、サヨさん3人で飲みにいったとか。
ミネさん、マサさんは正午まで飲み、その日はまったくの廃人だったらしい。

ラムコーク3杯の適度なアルコールのせいで、発汗作用が増進されたらしく、夕暮れにひとりボトボトと汗をたらしながら帰宅した。
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by sargent_d | 2005-07-26 01:28

遊興

西荻窪ターニングというライブハウスへ先輩たちのバンド、THE ROMANCE JOEのライブを拝観拝聴しに行った。
今回はいつにも増して客のノリが良かった気がする。ああいうライブは本当に楽しい。
ライブや音楽にエンターテイメントとしての側面を見いだせない人がたまに居るが、俺には理解できない。楽しいという要素は大事だ。

打ち上げに参加した。
あまりの空腹で、吉野家に立ち寄ってから和民に入ったら、すでにテーブルは埋まっていて初対面の人がほとんどのテーブルに座することに相成った。
人見知りマイスターの俺と無為さんは、壁を背にして二人で酒とともにネバーランドへと旅立つほかはなく、結局文学部ってところは己の妄想を肥大化させるがための学部ではないかという不安に駆られた。

帰りの電車も無為さんと一緒だったのだが、なぜだかPANTERAのGREAT SOUTHERN TRENDKILLのイントロ5秒を30回連続で聴かされる。
人間が空気を吸い込む音をこんなに聞きこんだのは初めての経験だと思う。
こんな曲にこんな絶叫をのせられるパンテラは天才集団ですね、という結論に達した。
ちなみに、あの絶叫を文字化できない。
うぎゃー、でもなぁぁぁーーっでもない、あれを文字にすることができたらノーベル文学賞だろう。


どうでもいい。
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by sargent_d | 2005-07-25 01:48

昨夜の雑感

昨夜は吉祥寺に向かう用件があったので、3時ごろに家を出た。
途中でKFCと書店へ寄ってから、JR高田馬場駅へ。
トイレに入って小水を致していたところ、件の地震が起きた。

大きな揺れはご存じのように一回、ぐらり、ときただけであったが、その刹那に股間を押さえたまま慌てふためく所用中の大人ども。
あの場面で、そのまま天井が崩れ落ちて生き埋めにでもなってしまったらと思うと日常の体裁というものはいかに諸行無常かと、痛感した。

とにかくホームに上がってみると、すでに軽い混乱が巻き起こっているようで、中年駅員が体躯にそぐわないヒステリックな声で運転中止のアナウンスを伝えていた。
まぁ、そんなに大した揺れでもないだろうと思っていたのだが、いっこうに運転再開される気配はなく、ホームには人が溢れている。
どこかで花火だったのだろうか、浴衣姿の人も多かった。

つい最近、アメリカの研究所が発表したことで記憶していたが、満員電車がなんらかの理由で運行停止になった場合、その中に閉塞された人の感じるストレスというのは、ジェット戦闘機パイロットのそれを上回るらしい。
日本のサラリーマンのメンタリティをもってすれば適性試験もオールクリアということか。

15分ほどで、向かいの西武線が何事もなかったかのように動き出した。
アナウンスによると現在都心で動いているのは西武線と京王線だけらしい。
なんだか、この2社の根性というか、なげやり感が垣間見えて面白い。
西武新宿線による、新宿駅までの代替輸送が決まったので、ホームを下ってみることにした。
そこにはいままで見たことの無いような行列ができていた。
なんだか、並んでいる人の目は濁っているくせに、やけに猛々しくて一種、異様な雰囲気だった。
行列はとても一時間ほどで消化されるように見えなかったので、諦めてホームに戻り、喫煙所に向かった。

喫煙所こそ、すごかった。
すでに30分以上待たされて、焦燥を抑えられなくなった人々がざっと40人ほどか。
濛々と煙をはき出していて、完全に空気が死んでいた。
俺もラッキーストライクを一本咥えて、火をつけてはみるが、一体誰の煙草の煙を吸い込んでいるのか判らないような状態だ。

行列は少しマシになっていた程度だったが、いつまでもここにいるわけにもいかず、このままでは吉祥寺に6時という約束にとても間に合わない。
行列に立ち、さっき買ったばかりの川島誠の小説を開いた。

結局、代替輸送の白い紙切れを手にしたのは小説が65ページも進んだあとだった。
西武線の車両にはバーチャルな屍臭が溢れているかのようで、聞こえてくるのは愚痴と、中学生たちの「すっげー、すっげー、マジ、スッゲー地震だった」という、ゆとり教育の災禍の表象のみに終始した。

新宿駅は、もはや、駅ですらなかった。

ただでさえ、土曜の夜。新宿、歌舞伎町口。
山手線も中央線も京浜東北線も横浜線もストップ。
汗の臭いが充満している改札は罵詈雑言の大名行列状態で、応酬しているJR職員も半ばキレているとしか思えない。
人で溢れ、電光掲示板には「復旧未定」が光り続ける中、担架を持った救急隊員が俺の横を駆け抜けていった。
どうやら、ホームではストレスと疲労で倒れる人が続出しているらしい。

横のタクシー乗り場では、整列順序でトラブルが起き、アルタビジョンには災害情報が映され、横のオッサンはキヨスクのねーちゃんに何やらいちゃもんをつけている。
もう、ダメだと思った。
災害時の助け合いなんて欺瞞だと思った。

俺は阪神大震災を経験し、まぁ、大阪中心部だったから損害は被らなかったが、それでもやはり友人の家屋は半壊したし、親戚も怪我を負った。
昨日の地震は、東京で震度4だ。別に、ビルが倒壊したということもない。
交通網が麻痺したが、倒れる人はいても、それが要因で死ぬ人はいない。
なのに、この大パニック。
東京で、人と人との繋がりなんて求めるべきじゃないんだろうか。

結局、吉祥寺にはたどり着けなかった。
中央線が運転再開を謳っていたくせに、来なかったのだ。
小説の残りを読み進めながら、高田馬場へ帰った。
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by sargent_d | 2005-07-24 16:36