<   2008年 03月 ( 3 )   > この月の画像一覧

パスタ

気づけば一人暮らしも6年目だ。
すっかり慣れすぎて、たまに実家に帰ると落ち着かないし、誰かが家に来ただけでも自分の座る位置が判らなくなる。家というよりは巣穴というほうが正確だろう。

ずっと言っているように、掃除は駄目でも炊事、洗濯は好きだ。
とりわけ炊事に関して言えば、社会人になってから余計に熱が入った。
朝8時前に家を出て、夜9時すぎに帰宅するものだから、平日は読書と食事くらいしか楽しみがない。

社会人になって食材に金をかけられるようになったことも大きい。
学生時代、パスタといえば具なしのペペロンチーノばかり食っていたが、最近ではバリエーションも増え、ポモドーロやらボンゴレビアンコやらをしょっちゅう作るようになった。
今日はムール貝が安かったので、海老と烏賊も買ってペスカトーレに。パスタもリングイネを用意した。

作りなれてくるごとに、その日の出来不出来がよく判るようになってくる。
トマトソースを中火で煮込んだときと弱火でゆっくり煮込んだときの違いだったり、茹で汁の塩分の濃さだったり、昔は判らなかったことも少しずつ気づくようになってきた。

そのうち加速度的に色々と試したくなって、色々なメーカーのパスタを試すようになってくる。
昔はママーのスパゲッティーニ一辺倒だったのが、ディチェコやバリラといったメーカーになり、太さもカッペリーニ、スパゲッティーニ、リングイネぐらいは使い分けるようになった。
(もっぱらディチェコのNo.11を多用しているけれど)

元来がのめりこむ性分で、例えば読書にしても気に入った作家を見つければ片っ端から作品を読み続ける。釣りにしても信頼できる道具が見つかれば、それをひたすら使い込んでいる。よってパスタもしばらくは作り続けるのだろう。
プジョーのペッパーミルを購入する日も近いかもしれない。

パスタ好きというと、どうにも気障ったらしくて、それだけが嫌だ。
そもそも家庭料理なのだから、テレビや雑誌で大騒ぎするようなものではないはず。思考停止気味に「ランチはパスタ」なんて抜かしているのを見ると、それしか知らんのかい、と思ってしまう。(まぁ、俺だって思考停止気味に「ランチはメルシーのラーメン」だったわけだから人のことは言えないのかもしれんが)

安くて美味いパスタ屋募集中。オシャレである必要は皆無。
ちなみに、そういう蕎麦屋と鰻屋ならストックがある。どちらも最高なので、暇があったら誰か誘うかも。
[PR]
by sargent_d | 2008-03-30 21:48

亀山ダム

遅すぎる夏休みを取得して(代休消化とも言う)、千葉の亀山ダムへ3日間篭っていた。
昨日夜遅くに帰宅したが、未だフラフラだ。

上総亀山駅までは、代々木から電車で約三時間。
千葉から内房線で木更津へ。
木更津からローカル線で終点までさらに一時間という道のり。
房総半島のちょうどど真ん中に位置している。
当然の如く、suica圏外。ケータイも、あと数キロで圏外という山奥だ。

天候には恵まれなかった。
一日目は大雨。二日目は暴風。
三日目は晴れたが、大雨と風で湖面は茶色く濁ってしまった。

おのずと釣果も伸び悩んだ。
坊主は逃れたが、満足のいく結果ではない。
初めてのフィールドであるからして、仕方がないといえばそれまでだが。

しかし、ボート屋兼旅館の方は、よくしてくれる人だったし、食事も美味かった。
湖上で凍えた体に、広い風呂はありがたかった。のぼせ気味になった体をテラスで冷ましながら、缶ビールを飲む。テラスからは亀山湖が一望できるし、空気が美味いので煙草も当然と美味い。なんとも素晴らしい温泉旅行になってしまった。

冒頭に書いたとおり、疲労困憊だ。
朝6時から夕方17時までぶっ通しの釣りを三日間も続けたものだから、体重が落ちた。
肩も腕も凝り固まっているせいか、頭痛もある。
また、ずっとボートに乗っていたせいで、字義通り地に足のついた感がない。
全身が、波にゆさぶられている感覚が取れないのだ。

というわけで、今日は休養日。
火曜日までは休みなので、あと一回は釣行できる。素晴らしい。
[PR]
by sargent_d | 2008-03-23 19:47

@Y2K

普段は仕事以外まったく用のない六本木だが、今晩は後輩達がやっているdeath I amというバンドのライブを観に出かけた。
Y2Kというハコで初めてだったのだが、ウェブで調べたところ六本木駅から徒歩十秒と書いてあったので地図も見ないで向かう。

駅から地上に出たのが19時半ぐらい。death I amはトリで9時過ぎからと聞いていたが、メタルバンドしか出ないというので少し早めに出かけたのだ。
どこにライブハウスがあるのかと、キョロキョロしながら駅周辺を歩いてみると、いきなり左耳に「ズタズタズタズタッ」とスラッシュビート以外には聴こえない音が流れ込んできたので一発で判った。
(あとから聞いた話だけど、騒音苦情のせいで、ライブハウスは畳まれるらしい。残酷なようだけど、さもありなんという感じだ)


階段を降り、チケットを買ってドアを開けると物凄い爆音。ステージの上には金髪ロンゲ。素肌の上に袖なしジージャン、そしてガンベルトのベースボーカル。東京ミッドタウンから150メートルぐらいしか離れていない場所とは思えない。
名前も知らないそのバンドは、いかにもなB級スラッシュ(念のためだけど、褒め言葉)で、演奏は上手くないけど、なかなか格好良かった。

そのバンドはすぐに終わったので、death I amの面子を見つけて話しかける。
この次の次のバンドは凄いっすよ! と何度も言うので期待して待つ。
ビールが異様に不味くて腹が立ったが、ライブハウスのドリンクではよくあることなので仕方が無い。
(ちなみに、間違いなく発泡酒で、サーバーの掃除をしていないせいか発酵系食物の臭いがする)

いよいよ、そのバンド。King's Evilという、名前からしてメタル以外やりまへんでー、というバンドなのだが、メンバーは全員長髪でガタイもよく、いかにもなバンドが出てきた。
大げさな話じゃなくて、開始15秒で演奏力の高さにビビる。出音が全然違う。
ライブハウスでメタルを聴いたことのある人ならわかると思うけれど、それまでは初期Napalm Deathをヘッドホン爆音で聴いているような、ワシャワシャとしていて細部の不明瞭な音だったのが一転、一音一音がちゃんと分離して聴こえる。尚且つ、音量はそれまでよりも大きい。
曲調はジャーマン寄りスラッシュ。destructionとか"Agent Orange"の頃のSODOMのような感じ。ひたすら速い。けれど、全くブレない。

なんというか、プロっぽい演奏ではなく、プロの演奏なのだ。全然プロっぽくない演奏をするプロのライブも過去に散々観たけれど、ここまで明らかにプロ以上の演奏をするインディーズバンドというのは観たことがない。
音に限らず、演奏中の立ち振る舞いも何か違っていた。どっしりとしていて、多少電気系のトラブルがあってもスマートに対処していた。なにより、どれだけ複雑なリフになっても余裕が見えている。

あっという間に30分経って、気づいたらメロイックサインを掲げていたのだけど、あとから調べてみたら、やっぱりそんじょそこらのバンドじゃなかった。
結成は1989年。もう20年ちかいキャリアがある。ヨーロッパ6ヶ国のヘッドライナーもやっている。そして何より、ギタリストの二人はRITUAL CARNAGEのメンバー。これには少し驚いた。

RITUAL CARNAGEはdeath I amと同じく、ボーカルがアメリカ人でその他が日本人という日米混合バンド。日本でも結構知られていて、俺も名前は知っていた。というのも、VADERの2本ツアーに同行していたから。その他にも、色んなバンドの前座をやっていたはず。
今のところRITUAL CARNAGEに所属しているにはギタボの人だけらしいのだが、そりゃ上手いはずだ。

ただ、実際のところRITUAL CARNAGEとKING'S EVILの曲を聴き比べると俺の好みは後者。ボーカルスタイルの違いが大きいが。シュミーア(destruction)のようなスタイルが個人的にはツボ。


長々と書いたけど、肝心のdeath I am。
初見ながら、ウェブで曲はDLしていたし何度も聴いていたので大方把握できた。どのぐらい再現できるものかと思っていたのだけど、想像以上で驚いた。音もなかなかクリアに聴こえていて、素直に凄いなーと。もちろんながら、ボーカルのジェイコブも良かった。というか、親日アメリカ人のメタルマニアというキャラ設定が既に反則だろう。好意的に受け入れる以外に無いっつーの。
まぁ、それを差し引いても彼のライブパフォーマンスは物凄く堂々としているし、実力も相当なものだというのは皆が認めているところなわけで、期待を裏切らない最高の出来栄えだった。

一つ文句を言うならば、ギターの両名、シールドケーブルが短すぎる。ちょっとステージ中央に寄るたびに、アンプから抜けやしないかとヒヤヒヤしてしまう。勘弁してくれ。


久々に書いた話が、がちがちのメタル話。俺、メタルは卒業できないのかもね。
明日は会社。肩は動かんだろうなぁ。
[PR]
by sargent_d | 2008-03-17 02:29