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深夜鈍行

春合宿が終わり、少しの後処理はあるもののひとまず落ち着いた。
もちろん、次には卒業・新歓の時期があるわけで休んでもいられず、少しでもと金を稼ぐ。
もともと夜型の人間ではあったが、どんどんエスカレートしている。
今日は朝の9時に眠って夕方5時に目覚めた。良くない。

先日は成績発表だった。
特に心配はしていなかったのだが、通知書の「人文研究ⅠB」の横には「F」の文字。
俺の学部では「D」が「可」であり、「E」が不可、「F」は「否」である。
「G」もあるらしいが、これはそもそもテストを受けなかったり、レポートを提出しなかったりという場合の評価である。
要するに俺は「貴様のレポートはゴミクズだ」と宣告されたようなものであり、軽く目眩がした。
しかし、わりと力作のレポートだったため、納得もいかず教授にメールしてみた。
だいたい、この科目は必修であるからして落とすわけにはいかんのだ。

朝7時にメールを送信したら余程必死に思えたのだろうか、夕方起きたときにはメールが届いており、「こちらのミスの可能性が濃厚です。ごめんなさい」と返ってきた。
よかったよかった。しかし、科目登録までに返事くれないとマズイのだが。

今日はなにも用事が無いので読書に専念。
2冊読み切った。
『地獄のババ抜き』/上甲 宣之
『オーパ!オーパ!(アラスカ篇)/開高健

『地獄のババ抜き』はかなり面白かった。ところどころ「いくらなんでも・・・・・・」という強引さを感じたものの、一気に読めてしまうので気にしなくて済んだ。最近、国産ミステリは乱歩ぐらいしか読んでいなかったが、猛省。やっぱり面白い。

『オーパ!』に関しては言うまでもない。というか再読。
中学生のときに読んでから何度も読み返した。いつ読んでも挑発的な作品で、部屋のなかでウジウジしてるのが悲しくなってくる。釣りに行かねば。誰か芦ノ湖のニジマス事情に明るいひとはいないものか。

それにしても、東京には釣具屋が少ない。
釣り場が少ないことも要因であろうが、大阪は釣具屋だらけだった。
中学・高校と俺が金を使う場所はレコード屋と楽器屋、釣具屋だけだったのだが。

釣りの話だが。
わりと色々やった経験がある。
淀川の鯉釣りからスタートし、ヘラブナ、磯、波戸、船、投げ、マス、バス。
手を出していないのは渓流ぐらいだろうか。
腕のほうはあまり良くないが、鯉ならかなりの大物を上げたこともある。
メジャーを持っていなかったので正確な採寸ではないが60~70㎝だろうか。
まぁ、鯉釣りの世界では大したサイズではない。
なんせ日本記録は115㎝である。
雷魚もそれに近いサイズを釣ったことがある。
バスを狙っているときにかかったので、ロッドが折れるかと思った。
メインターゲットのバスに関しては45㎝どまりである。いつまでたっても50㎝に届かない。

それにしてもバスはいま大変なことで。
駆除派、保護派、お互いに言い分は判るがもう少し冷静になれんものだろうか。
議論というのはお互いの妥協点を見いだすことが主眼なのだから、今の状況ではとてもではないが議論足りえない。
末端にいる釣り人とアンチは尚更である。

俺はバスという魚に固執はしないがルアーの対象がマスと一部の海水魚では物足りない。
サケも釣れるが東京じゃ不可能だ。
やったことのない人には説明できないが、ルアーによる釣りというものは他の手法に比して圧倒的に狩猟性を孕んでいる。
それを好まない向きもあるだろうが、俺は好きだ。

だからもう一度言うが、芦ノ湖を案内してくれる人はいないのか。
一人で箱根までバスに揺られるのは少し寂しい。
by sargent_d | 2005-03-20 04:31
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